IP検索で分かること
上の入力欄に公開されているIPv4またはIPv6アドレスを入力すると、Uplink Traceが公開ネットワーク記録から情報をまとめて提示します。IP検索では、そのアドレスの背後にいる人物は分かりません。分かるのは、そのアドレスがどのネットワークに属しているか、そのネットワークを運用しているのは誰か、そしてそのネットワークのインフラがおそらくどこに設置されているか、です。以下の各項目はいずれも名称の明示された公開情報源に基づいており、各推定値には誠実な信頼度評価が付されています。
| 項目 | 分かる内容 | 情報源 |
|---|---|---|
| ネットワーク / ASN | そのアドレスを広告している自律システム。例: AS15169 (Google) | RIPEレジストリデータ |
| 割当先 | そのアドレスブロックが割り当てられている組織 | 地域インターネットレジストリ |
| 接続の種別 | 家庭用ブロードバンド、モバイル、データセンター、またはホスティングのいずれか。AS運用者から推測されます | ヒューリスティック(その旨を明示) |
| 秘匿フラグ | 運用者名からその可能性がうかがえる場合に「VPN/データセンターの可能性あり」と表示。あくまで手がかりであり、証拠ではありません | ヒューリスティック |
| おおよその地域 | 推定される国、地域、都市を信頼半径付きで表示 | DB-IP Lite |
位置情報をどこまで信頼できるか
国レベルの結果は信頼でき、精度はおおよそ95〜99パーセントです。地域と都市はそれよりも緩く、固定ブロードバンドでそれぞれ55〜80パーセント、50〜75パーセントであり、モバイル、VPN、衛星接続では誤ることも頻繁にあります。だからこそ、どのトレースも玄関先にピンを打つのではなく信頼半径を示します。詳しくはIPジオロケーションの実際の精度をご覧ください。
IPアドレス検索が役立つ場面
- 不審なアドレスの確認。 メールヘッダーやファイアウォールのログから取得したIPは、数秒でそのネットワークと割当先まで辿れます。「地元の銀行」からの通知が別大陸のホスティング事業者から発信されていれば、有益なことが分かったことになります。ログファイル全体を扱う場合は、ログアナライザーまたは一括検索をご利用ください。
- VPN出口の確認。 接続中に自分のアドレスを検索し、ASNがISPではなくご利用のVPNプロバイダーに属していることを確認できます。
- スクレイパートラフィックの調査。 一般の訪問者を装いながらデータセンターのASNに解決されるリクエストは、自動クローリングを見分ける典型的な手がかりです。
IP検索にできないことが一つあります。それは、個人や住所の特定です。アドレスは人ではなくネットワークに対応します。追跡がどこで途切れるのかについては、IPから住所を特定できるのかをご覧ください。